入浴は、人にとって身体を清潔にするために欠かせません。
入浴することで、病気を予防できたり、リラックスできたりといったさまざまな効果も期待されます。
介護職が入浴介助を行う際は、利用者の心身の状態をしっかりと把握して、無理のない行動をとることが重要です。
まず、入浴にはさまざまな準備物が必要です。
タオル、転倒防止マット、シャワーチェア、着替え等、必要なものがたくさんありますが、それらをあらかじめ用意しておくことが大切です。
入浴介助を始めてしまった後から必要なものを取りに行くという状況だと、利用者から目を離すことになります。
転倒など何かあった際に危険なため、必要なものは全て最初に用意しておきましょう。
実際に入浴介助をする際は、事前に利用者の体温、血圧、脈拍等を確認し、健康状態を把握します。
無理やり入浴することにならないように、利用者の意思を確認することも大事です。
そして、身体を洗う際は、心臓への負担を減らすために頭部から洗い始めるようにしましょう。
入浴中に利用者がバランスを崩さないように、手すり等につかまってもらうことも忘れてはいけません。
さらに、移動や湯をかけるなど何か行動をする前には必ず声を掛けるようにしましょう。
湯に浸かってもらう際は、手すりを利用したり、体をしっかりと支えたりしてゆっくりとした動作を心掛ける必要があります。
入浴後はすぐに身体を拭き、椅子に座ってもらい着替えをサポートしましょう。
なた、体調の変化がないか確認することも大事です。
紹介した入浴介助のポイントを心掛けながら、安心・安全なサービスを提供できるよう努めましょう。